「人材の流動性が高まるこれからの時代、注目すべき能力は何か?」
企業で人材育成に関わっている方はもちろん、ビジネスパーソン個人としても、常に気になるところかと思います。
企業が差別化を図り、優位性を築くための源泉は人にあるといわれています。必要な能力をいかに可視化し、それを指標として人材を育てていくか、各企業は自社の命運をかけて、日々この課題に取り組んでいます。
人の能力やスキルを表現するための言葉はたくさん生まれています。トランスファラブルスキルもその一つです。
トランスファラブルスキルは、あらゆる仕事の土台になる「仕事の基礎体力」です。トランスファラブルスキルがあると、どのような環境でも自走して一定の成果を出し続けることができます。
トランスファラブルスキルの高い人材を自社に確保できれば、企業全体のパフォーマンスを上げることができるでしょう。
本稿では、トランスファラブルスキルの概要や注目される理由、トランスファラブルスキルの例を一覧で紹介します。また、選考の際に「求職者にトランスファラブルスキルがあるか」を見極めるポイントも紹介します。
ぜひ、本稿を貴社の人事戦略の参考にしてください。
「トランスファラブルスキル」以外にも、「ARCSモデル」や「エンプロイアビリティ」など、近年話題の人事系キーワードについて詳しく知りたい場合は、163の用語を解説している「人事用語事典」をご利用ください。
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目次
1. トランスファラブルスキルとは 概要と今注目される理由を解説!
トランスファラブル(transferable)は「移転可能」を意味する英単語で、トランスファラブルスキルを日本語にすると「移転可能な能力」と表すことができます。
では、「移転可能な能力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。本章では、トランスファラブルスキルの概要と注目される理由について見ていきましょう。
1-1. トランスファラブルスキルとはどのような仕事にも通じる「つぶしが効くスキル」
トランスファラブルスキルとは、仕事をするための土台となるスキルです。汎用性が高く、他の職種、業界でも通じるため、ビジネスパーソンの必須スキルといえます。
トランスファラブルスキルは、元々は大学院生(博士人材)の教育において、トレーニングが必要な能力として取り上げられました。その背景の一つには、多くの博士人材が、アカデミックポジション以外の一般企業でも働かざるを得ないという状況がありました。
博士人材が研究職に限らずどのような職についたとしても、力を発揮し社会に貢献できるようにするには、「どこに行っても移転可能な能力」を身に付けておく必要が出てきたのです。
イギリスでは、1990年代から大学院生のトランスファラブルスキルのトレーニング方法が問題提起され、その後積極的に教育(トレーニング)が行われるようになりました。また、2001年にはアメリカでも同様の話題が論じられ、その後は国際的に教育の必要性が議論されるようになりました。
このように、トランスファラブルスキルは世界中で注目されている能力です。日本の大学院においても、トランスファラブルスキルを高めるための講座やセミナーなどが活発に行われています。
加えて、昨今では、博士人材に必要なスキルとしてだけでなく、ビジネスパーソンに必要なスキルとしても認知されつつあります。ただし、ビジネス界では明確に体系化されていないのが現状です。
1-2. トランスファラブルスキルが注目される理由
今や、ビジネス環境は変化が激しく、不安定な状態です。そのような中で、企業はトランスファラブルスキルの高い人材を求めるようになってきています。
企業は、先行き不透明で市場ニーズが読みづらい社会情勢の中でも、生き残りをかけて戦わなければなりません。事業改革やイノベーションにより競合と差別化し、優位に立つことが必要です。
そのためには、置かれる環境や求められる仕事が変わっても成果を出せる、トランスファラブルスキルの高い人材の確保が重要になります。
ビジネスパーソン個人としても、トランスファラブルスキルの重要性は増しています。従来よりも転職によるキャリアアップが当たり前になってきている他、コロナ禍で勤務する企業や仕事を取り巻く環境が大きく変わったという人も多いでしょう。
あらゆる仕事の土台となるトランスファラブルスキルを強化しておけば、どのような状況でも通用するビジネスパーソンとして活躍できるはずです。
このような時代の流れから、トランスファラブルスキルはビジネス界でも注目されるようになりました。
1-3. トランスファラブルスキルとポータブルスキルの違い
トランスファラブルスキルと似た意味合いの言葉に、ポータブルスキルがあります。ポータブルスキルは厚生労働省によって提唱された「業種や職種が変わっても持ち運びができるスキル」です。
「専門知識・専門技術」「仕事の仕方」「人との関わり方」の3つの要素で構成され、「仕事の仕方」は「課題を明らかにする」「計画を立てる」「実行する」に、「人との関わり方」は「社内対応」「社外対応」「部下マネジメント」に分けられています[1]。
図)ポータブルスキルの構成要素
引用元:一般社団法人 人材サービス産業協議会「“ポータブルスキル“活用研修 講義者用テキスト」,P6,https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000091180.pdf(閲覧日:2022年2月1日)
どのような職種や業界にも通用するビジネスパーソンの基本スキルとして見ると、トランスファラブルスキルもポータブルスキルもほとんど差はありません。
ただし、トランスファラブルスキルは、元々アカデミーの世界で博士人材を対象として大学や組織などが提唱したものを、ビジネス界で転用しているという点が異なります。
ビジネスパーソンの皆さんは、基本的にポータブルスキルという言葉を押さえておけば問題ありません。
ただし、アカデミーの世界で生まれたトランスファラブルスキルには、ビジネスでは大前提とされているような能力も丁寧に表現される傾向があり、その点で「つぶしの効くスキル」というものがより分かりやすくまとめられています。
一度チェックしておけば、仕事をするために求められる基本的なスキル、すなわち新人や部下に身に付けてもらいたいスキルを具体的に把握することができるのです。
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2. トランスファラブルスキルの例
先述したように、ビジネス界におけるトランスファラブルスキルは明確に体系化されていないため、スキル全てを網羅した一覧を作るのは困難です。本章では例として、WikiJobの「Transferable Skills」に挙げられているスキルを参考に10種類紹介します[2]。
2-1. 事業戦略の理解と実行
どのような企業であっても、従業員に対して事業戦略の理解と目標の達成を求めます。事業戦略とは、各事業が市場で優位性を確保するための戦略で、事業戦略を理解して目標を達成するには、市場知識、長期的かつ多角的視野、論理的思考などが必要です。
2-2. リーダーシップとチームマネジメント
リーダーシップとは、「周り(他人や組織)にうまく働きかけ、目標達成に導く能力」です。「リーダーシップはリーダーだけが持ち得る能力」とイメージする人も多くいますが、リーダー以外の人もリーダーシップを発揮することができます。
一方、チームマネジメントとは、計画を調整したり、仕組みを作ったりしてチームメンバーが効率的に動けるよう管理することです。リーダーシップとチームマネジメントは親和性が高く、「リーダーシップを発揮する人=チームマネジメントがうまい人」と考えてよいでしょう。
2-3. 問題解決力
問題解決力とは「問題を分析して原因を絞り込み、適切な解決策を選択・実行する能力」です。問題によっては一見関係がないようなことが原因になっているケースもあるため、物事の本質を見抜けるか、筋道を立てて論理的に考えられるか、といった要素も含まれます。
2-4. 協調性
協調性とは「立場や意見などが異なる人同士が協力し合うこと」を意味します。どれほどテレワークが普及しても、チームでの作業が完全になくなることはありません。協調性が高ければ、チームメンバーとの信頼関係が構築しやすく、情報の共有もスムーズになります。
2-5. データ分析力
データ分析力には「データベースから必要なデータを収集する」「目的に合った手法を用いて分析する」「分析結果を正しく理解する」の3つが含まれます。
情報は、ただ集めただけではあまり意味がなく、分析し、結果を正確に読み取ってこそ大きな価値を持ちます。そのため、優れたデータ分析力を持つ人材は、企業から即戦力であると判断されやすいでしょう。
2-6. コミュニケーション力
コミュニケーション力は、自分の意思を正しく伝え、相手の意思を正しく理解するために必要な能力です。ビジネスにおいては、上司や同僚、顧客など、社内外を問わず多くの人と関わります。その中で、明確かつ簡潔に意思疎通ができれば、人間関係が円滑になり、生産性の向上が期待できるでしょう。
なお、コミュニケーションスキルには、会議や営業活動などで発揮される「話す力」の他に、資料や計画書などの文書作成で発揮される「書く力」も含まれます。
2-7. タイムマネジメント力
ビジネスでのタイムマネジメント力とは、「自分の仕事の進め方を管理し、効率良く業務を遂行できる能力」です。時間管理はタスクの優先順位付けがポイントです。重要性・緊急性の高いタスクに焦点を合わせて計画を立てることで、限られた時間を有効に使って効率的に仕事を進められます。
「働き方改革」の促進により、残業時間の短縮が求められる現代では、「規定時間内の生産性が高い人材」は高く評価される傾向にあります。
2-8. 労働倫理
労働倫理とは、「仕事で得られる収入や社会的地位にかかわらず、社会的な秩序や社内ルールを遵守する」ことです。労働倫理が高い人は、自分の言動に責任を持っています。仕事を進める際、完遂のためにあらゆる努力をしたり、新たなスキルを獲得しようとしたりする姿勢は、周りの人や組織からの信頼獲得につながります。
このような人材が多い企業は、顧客や取引先企業からも信頼されやすいでしょう。
2-9. マーケティングの知識
マーケティングの知識がある人材とは、例えば以下のような行動を自発的に取る人です。
・市場知識や、業界に関わる経済的・政治的問題を学習する
・市場での主な競争相手を調査する
・事業戦略における優先事項を理解する
つまり、所属している企業が事業を行っている市場を積極的に調査・理解し、仕事に活用して自分の能力を高めようとする人材はマーケティングのスキルが高いといえるでしょう。
このような人材は、自ら提案して仕事の質を上げる、新しい仕事に積極的にチャレンジするなど、個人としてパフォーマンスに優れるだけでなく、それを見る周りの従業員にも良い影響を与えます。
結果、企業全体が活気付き、成長へとつながるでしょう。
2-10. 傾聴力とフィードバック力
「傾聴」とは、相手の話を丁寧に聴くことです。具体的には、相手にとっても自分にとっても誠実な態度を心掛け、相手の主観的な感情や考えを否定せず、相手の身になって共感的に理解しようとする聴き方を指します。
傾聴は相手から多くのことを聴き出せるので、それを基により良いフィードバックを行うことが可能です。例えば、顧客からより多くのニーズを聴き取り、サービスの品質向上につなげる、部下から職場の不満を聴き取り、職場環境の改善につなげるなどが考えられます。
ここまで見てきたように、トランスファラブルスキルにはさまざまなものがあります。個人やチーム、ひいては組織全体のパフォーマンスを安定的に向上させるためには、いずれも重要なスキルです。
3. 選考においてトランスファラブルスキルの高さを見分けるポイント
ここまでご紹介してきたように、トランスファラブルスキルが高い人材は、どのような職場や仕事においても一定の成果を上げてくれる可能性が高いといえます。
企業としては、ぜひトランスファラブルスキルの高い人材を採用したいところでしょう。
具体的なスキルを例として把握できていれば、トランスファラブルスキルのイメージもつかみやすくなります。選考の場面では、応募者の書類や面接の様子から、トランスファラブルスキルの高さを判断する必要があります。
本章では、選考の際、応募者のトランスファラブルスキルの高さを見極めるポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
3-1. 応募書類では自己PRや応募目的などに注目
応募書類では、主に自己PR欄や応募目的記載欄、経歴要約などに注目するとよいでしょう。
例えば、「このような問題があり、こういった方法で解決した」のように、問題に対し、そのとき取った解決策を具体的に示していれば、トランスファラブルスキルのうち、問題解決力やデータ分析力の高さが期待できます。
新卒採用では、部活やサークル、アルバイトなどで他の人をまとめたエピソードが記載されていることがよくあります。中途採用では、「他の人をまとめ、その結果、このような成果が得られた」のような、対人能力の高さが結果につながったエピソードが書かれる傾向にあります。
このようなエピソードからは、コミュニケーション力やリーダーシップ、協調性の高さが判断できます。
なお、トランスファラブルスキルはどのような職種にも通用するものですが、応募書類からの読み取りやすさは職種によって差があります。
営業職のように、特に「人」を相手に仕事をしていた人の応募書類は、トランスファラブルスキルの高さを読み取りやすいと考えられます。
彼らの仕事は、コミュニケーション力や問題解決力、傾聴力など、トランスファラブルスキルを求められる場面に遭遇する機会が多いからです。
例えば「営業実績110%になったときに、お客さまにどのようなアプローチをしたか」、「お客さまの中の課題を聞き出し、理解して、どう解決したか」というように、分かりやすいエピソードが記載されていることが多いでしょう。
反対に、応募者によっては、トランスファラブルスキルがあるかどうか、読み取りにくい場合もあります。
応募書類に記載された情報の中に、トランスファラブルスキルを示すものがないか、注意深くチェックするようにしましょう。
3-2. 面接では問題発見・解決方法に注目
面接では、応募書類でトランスファラブルスキルの高さを判断する材料になった点を、さらに深く掘り下げるような質問をします。
例えば、以下のような質問をして、問題解決力があるかどうかを見極めます。
「これ(問題発見や解決経験)について、詳しく教えてください」
「問題や課題をどう解決しましたか」
ちなみに、解決方法を具体的に聞くことで、問題解決力だけでなく、コミュニケーション力やリーダーシップ、協調性といった人を動かす力があるかどうかを見ることもできます。
例えば、問題の原因が意見の対立や職場の習慣だった場合、それを一人だけで解決することはできないからです。なんらかの形で他者を動かし、巻き込んで、解決へと導いていないか、確認してみましょう。
さらに、以下の質問をすることで、問題発見力があるかどうか、問題発見と解決のどちらに重きを置いているのかも分かります。
「問題や課題をどう発見しましたか」
「なぜこれが課題だと思いましたか」
「何が一番課題だと思いましたか」
「課題をどのように発見したか」を尋ねて、「自分で見つけた」と答える人は、「他の人に課題を与えられた」と答える人より問題発見力が高いと判断できます。若手なら「解決」に重きを置いていても構いませんが、そうでないなら、そもそも問題発見ができているかを見るとよいでしょう。
さらに、「問題を発見し、解決したことで、このように自己の成長につながった」といった内容で回答している場合は、高い自己成長意欲を持っていることも分かります。
このように、応募者の回答を分析することで、トランスファラブルスキルの有無や高さを測ることができます。質問を工夫して応募者から話を引き出し、どのようなトランスファラブルスキルを持っているのかチェックするようにしましょう。
4. トランスファラブルスキルの高い人材は転職リスクに注意
幅広い職種で活躍できるトランスファラブルスキルが高い人材は、その能力を生かし転職をする可能性が高い人材ともいえます。転職が珍しくない昨今、企業の成長には、有能な人材が「ここでずっと働きたい」と思える仕組み作りが欠かせません。
有能な人材の定着率を上げるには、従業員エンゲージメントを向上させることが有効です。従業員エンゲージメントとは、企業と従業員がお互いに信頼感を持って積極的に関わっているかの度合いを指します。
例えば、企業は学びの場や従業員同士の交流の場を提供したり、新しいことに挑戦できる制度を作ったりするとよいでしょう。このような施策により、従業員は企業の理念を理解し、「愛着」や「貢献意識」を持って働くようになります。企業と従業員の間で好循環が生まれるのが理想です。
企業における従業員エンゲージメント向上の施策例としては、以下のようなものがあります。
表)従業員エンゲージメント向上の施策例
グリー株式会社 | ● GREE Open Job Posting 従業員自ら部署異動を希望できる社内公募制度。従業員のキャリア形成を促すことが目的 ● GREE Speak Up Program 会社、仕事など、各項目でアンケートを定期的に実施し、その結果を参考に社内環境の改善を図る |
株式会社LIFULL | ● SWITCH 新規事業提案制度。事業提案をした従業員が事業オーナーとして事業化、子会社化を目指す ● SWITCHアイデアコンテスト 事業アイデアの募集制度。入賞した事業案は社内で事業オーナーを募集し、事業化、子会社化を目指す |
優秀な人材が長期的に活躍する企業となるには、従業員エンゲージメントの向上が不可欠です。企業と従業員、互いの成長のために有効な施策を打っていきましょう。
5. まとめ
トランスファラブルスキルは、日本語にすると「移転可能なスキル」で、仕事をするための土台となるスキルです。どのような職種、業界でも通用するため、ビジネスパーソンの必須スキルともいえます。
元々は大学院(博士人材)に必要な教育の一つとして取り上げられましたが、ビジネスにおいても注目されるようになりました。なお、似た意味を持つポータブルスキルは厚生労働省によって提唱されたもので、「専門知識・専門技術」「仕事の仕方」「人との関わり方」の3つの要素で構成されます。
ビジネスパーソンの基本スキルとして見ると、どちらも大差はありませんが、トランスファラブルスキルは元々大学院の学生を対象としていた点が異なります。
トランスファラブルスキルの具体例としては、以下のスキルが挙げられます。
・事業戦略の理解と実行
・リーダーシップとチームマネジメント
・問題解決力
・協調性
・データ分析力
・コミュニケーション力
・時間管理能力
・労働倫理
・マーケティングの知識
・傾聴力とフィードバック力
トランスファラブルスキルの具体的な例を知ることで、選考においてもトランスファラブルスキルの有無や高さを見分けやすくなります。
応募書類では、自己PR欄や応募目的記載欄、経歴要約に注目し、「このような問題があり、こういった方法で解決した」や「他の人をまとめ、その結果、このような成果が得られた」といった内容から、問題解決力やコミュニケーション力の高さを判断するとよいでしょう。
また、面接では、応募書類でトランスファラブルスキルの有無や高さを判断する材料になった点を、さらに深く掘り下げるような質問をするのが効果的です。
ただし、トランスファラブルスキルが高い人材は、その能力を生かし転職をする可能性が高い人材ともいえます。企業にとって、せっかく見つけた有能な人材に転職されてしまうことは好ましくありません。
有能な人材の定着率を上げるには、従業員エンゲージメントを向上させることが有効です。従業員エンゲージメントとは、企業と従業員の信頼関係と積極的な結び付きの度合いを指します。従業員エンゲージメントが高ければ、企業と従業員の間で好循環が生まれ、企業の成長と従業員の働きやすさを両立できるでしょう。
トランスファラブルスキルの高い人材は、どの企業にとっても欠かせない存在です。一方で、そのような人材も自分が最大限活躍できる場を求めているでしょう。
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プライバシーポリシーをご確認いただき「個人情報の取り扱いについて」へご同意の上、「eBookをダウンロード」ボタンを押してください。
[1] 一般社団法人 人材サービス産業協議会「“ポータブルスキル“活用研修」,https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000091180.pdf(閲覧日:2022年2月1日)
[2] the WikiJob Team「Upskilling & Reskilling Employees」,『WikiJob』,2021年11月1日, https://www.wikijob.co.uk/content/interview-advice/competencies/transferable-skills (閲覧日:2021年12月24日)
参考)
齋藤芳子「博士教育の世界的動向~移転可能スキルのトレーニング~」,『大学研究オンライン』,第1号,2012,
http://www.rcus.tsukuba.ac.jp/information/OnlinePDF/ONLINE1PDF/00109.pdf(閲覧日:2021年11月19日)
WikiJob Ltd.Transferable Skills.WikiJob.
https://www.wikijob.co.uk/content/interview-advice/competencies/transferable-skills(閲覧日:2021年11月19日)
株式会社ライトワークス「リーダーシップとは 素質ではなくスキルだった!理論の変遷を解説」,『Lightworks BLOG』,
https://research.lightworks.co.jp/leadership-outline(閲覧日:2021年11月21日)
厚生労働省「傾聴とは」,『こころの耳』,
https://kokoro.mhlw.go.jp/listen/listen001/(閲覧日:2021年11月28日)
株式会社ライトワークス「従業員エンゲージメントとは 定着率の向上と組織の成長をもたらす鍵」,『Lightworks BLOG』,
https://research.lightworks.co.jp/employee-engagement#3-4(閲覧日:2021年12月2日)
株式会社LIFULL「SWITCH」,『LIFULL STARTUP STUDIO』,
https://startupstudio.lifull.com/switch/(閲覧日:2021年12月2日)
グリー株式会社「成長支援制度」,『GREE』,
https://corp.gree.net/jp/ja/recruit/program/(閲覧日:2021年12月2日)